半年してやっと病名が分かった!
握りこぶしをできない
数日前から、徐々に拳が握れなくなった。
さらに、膝が曲げられなくなる。
翌日、いつも履いてる靴下の後が深く食い込んでいる、クッキリと深く食い込んだ痕は一日消えなかった。
パンパンに浮腫んだ足は、靴も履きづらい。
どんどん悪くなって、手が肩から上に上げられず、上着を着ることも脱ぐことも一人ではできない。
昔ある出来事で整形外科に不信を持っていたので、家族に勧められても整体師などネット検索して通う毎日。
多くの整体師・鍼灸を受けてみた、その中には、有名なゴッドハンドのお弟子さんもいたが、お金の無駄だった。
整体終えて家に帰る、すると足を下ろしたまま立って歩けない、元の木阿弥。
最後の望みで尋ねたのが理学療法士の整体院で、整形外科勤務が長かったらしく、整形外科での診察を強く勧められた。
はじめての整形外科がヤブ医者だった。
一旦、椅子に座ると立ち上がりに時間が掛かり、昔のロボットのようなぎこちない足取りで診察室に向かう。
60代だろう医師は、労りもせず腕足など無造作にいじり、簡単な質問だけしてレントゲン室へ。
レントゲン室に入る。技師も流れ作業のように淡々と仕事をこなす。
こちらの痛みなどお構いなしだ。
その結果を元に再度診察室に。
淡々として、肩に注射した。「帰られる頃には、楽になりますよ。1週間したら注射がまた打てますので。」そのまま、併設のリハビリ室で、整体の手技を受ける。
痛み止めのロキソニン1週間分と、リハビリ券を渡して終わりだった。10日経っても変わらないので通院を止めた。
次の整形外科に
予約時間厳守と言われたこの病院は、スポーツを重点の整形外科だった。
イスにも座れない状態と告げてあるにもかかわらず、3時間近く待たされた。
結局、他のリウマチ専門医を紹介される。
ホームページだけで判断してはいけない教訓を得た。
紹介先のリウマチ専門医に診察に行く。
それなりの検査と血液検査など終えて、1週間後に来院するように伝えられ、肩の痛みに注射、足・脹脛の浮腫みは処方無し、痛み止めだけ処方される。
1週間後、血液検査の結果、CRP数値で基準値大幅オーバーの数値と「肺気腫と間質性肺炎」の症状が判明した。
リウマチ特効薬と言われる「メトトレキサート」という薬は、「肺気腫と間質性肺炎」の症状では処方できないということで、1番軽いリウマチ薬を処方された。
ここでも納得がいかず、有名?といわれる病院2箇所に行った。
最初云った病院は名医らしいが、受付のかたの言動や振る舞いを見て止めた。
次の病院は、おしゃべり上手な医師だった。
「肺気腫と間質性肺炎」があるので、内科医のスペシャリストでリウマチの専門医の名医がいると紹介状をもらった。
やっと名医に巡り合う
公立の大病院で院長を長年務めて開業された方で、建物もまだ新しかった。
紹介状と共に、今までの病院以上の精密な検査をされた。
血液検査結果で、リウマチのCRPの数値は基準値よりも何倍もあった。
そのあと、触診しながら脹脛・足を見て「辛かったでしょう。夕刻頃は楽になってきますよ。」
肩も超音波で見ながら「腱板にも支障が無いですよ。」「これから頑張って行きましょう。」複数の処方薬をいただいて帰宅。
言葉通り、夕刻には痛みが激減し、3日目頃は足のむくみも無くなった。
リウマチの痛みなどを引き起こす原因は、活性酸素が増えすぎると細胞を攻撃して過度の炎症が起るということだった。
抗酸化物質を摂取して活性酸素を除去することで炎症を抑えることができます。
それなら炎症を誘発する最大のものに喫煙らしい。
振り返れば、タバコを吸い過ぎた日は、息をちょっとしか吸えず息苦しかったことが度々あった。
30年来のヘビースモーカーだった。
先生も、「難しかったら禁煙外来」があるので受けてみたら。」
タバコが原因で「肺気腫と間質性肺炎」だったら、今から止めます。
それ以来、ピタリと止め、息苦しさは怒らなくなり、深い呼吸ができている。
半年過ぎる頃には、90%寛解と言われ、薬も減った。
今は、激しい仕事でも筋肉痛以外の痛みなどなくなり、快適な毎日です。
ただ、「肺気腫と間質性肺炎」が消えたわけではないので、自分で情報を集めていった。